今回は、戦車模型の転輪にあるパーティングラインを消すためのツール
転輪君を紹介します
このツール、結構お高めで税抜き定価3800円、税込みで3990円します
ぶっちゃけ、高いです
その値段に見合ったツールか試してみました
今回使用したキットはズベズダのT-80BV
すぐに取り出せる所にある戦車模型がタミヤのばかりで
それも、最近の金型のキットなので
転輪のパーティングラインが上手く隠されているものばかり
典型的なものとして、10式戦車は手を入れる必要が無いくらい
で、この手のパーティングラインと言うと
海外キット、自分が一番に思いつくのはトランペッターだけど
丁度、トランペッターのキットは、今手元に無かった
というわけで、先月末に再販のかかったズベズダのT-80BVを使う事にした
このキットも、海外キットの例にもれずしっかりしたパーティングラインが入っています
ツィッターでもレビューしているけど
文字数制限があるので
言いたい事が言いきれていなかったりするので
こちらが本番ですw
しっかりくっきりと入ったパーティングライン
これを転輪君を使って消しに行きます
まず転輪をランナーから切り離し
ある程度、ゲート跡をナイフで削ります
ゲート後をナイフで削ったら
ヤスリで出来るだけ段差・・・引っかかりが無いようにします
無理やり、ゲート跡も削っても良いけど
ゲート後が無い方がスムーズに作業が出来ます
あと、転輪君に付いているヤスリは
結構目が詰まってしまう感じ
最初は、サクサク削れたけど
後の方になると、イマイチな感じだった
ゲート処理したら
写真のように設置して転輪を反時計回りに回転させます
写真の左側の刃でカンナがけするような感じで回転させます
すると、この転輪が濃緑色だったからか
おぼろ昆布のような削りカスが面白いように繋がった状態で削れます
ただ無心で回転させます
ここで注意したいのは
作業の途中で転輪をひっくり返した方が良いです
この転輪は軸があるので、返せなかったけど
刃の高さが転輪の太さより小さいと
高さが足りなかった部分だけ削られずに残ってしまいます
作業していたら分かるのですが
基本的に、刃で全体的に削るので
そうなってしまう・・・これは使う側が気をつければよい感じ
こんな感じに仕上がります
ちょっと、パーティングラインが残っているように見えるけど
塗装で埋まるレベルのラインです
まあ、あと数十秒回転させたら消えてしまうのですがw
撮った写真がこれだったのでw
ここまでの作業で約2分~3分でした
初めて触っての作業で、このスピードなので速いと思う
一気に、転輪12個作業してみた
ランナーからの切り離しに
ゲート処理を行って
転輪君作業までして18分
意外に早く作業が出来た
内側転輪も作業して
外側含めて40分、転輪の数は24枚
これを早いと見るか、遅いと見るか・・・
自分の手の速さを考えると、早いです
この転輪君
「買いか?」と聞かれたら
「買い」と思う
ただ、歴戦の勇士は
慣れたやり方があるだろうから
このツールを使うより早く綺麗に仕上げる人もいると思う
けど、自分のように不器用で週末モデラーには、良いツールと思う
お値段高いけどなw
最後に、これだけ削りカスが出た
静電気でくっつくのでちょっとウザいw