フジミから新発売の大和
また大和か言うなかれ
このキットは、艦船模型・・・ひいてはスケールモデルの新たな一歩と言うべきキットだ
初心者にも、艦船模型に慣れた人にも
まず第一に、成型色に色がついている
つまり、塗装しなくても、それなりの見栄えで完成する
自分が見た限り、塗装した方が良いと感じたのは、主砲基部のキャンパスとスクリュー軸とスクリュー、菊の御紋章辺りかな
つまり、ガンプラマーカーの白と金があれば問題なしw
第二に、スナップキット・・・つまりはガンプラと同じくはめ込み式で基本接着剤が要らない
基本と書かせてもらったのは、キットにはディティールアップの為のパーツがいくつか入っており
それを使いたい場合は接着の必要がある為
ぶっちゃけ、それは無くても完成する
第三に、ゲートがすべてアンダーゲートで作られている
これが何を意味するのか
それは・・・塗装が楽になる
パーツが殆ど色ごとに分割されているので
ランナーにパーツをつけたまま塗装しても
ゲート跡のリタッチが要らない・・・
となるとフジミは、これ完成品出すつもりなのかな?
第四に、現在の成型水準でパーツが作られている
大和は人気の戦艦だけど
ウォーターラインの現行品でもそこそこ古い
パーツの精度で一番目立つのは、96式25mm三連装機銃
古いキットだと、箱に三本の棒が生えているだけ
というのもあるくらいだが
数が多くてガンメタル塗装だと特に目立つ
それが、このキットだと
しっかりと銃座が再現されている
さすがに、ファインモールドのナノドレッドには敵わないけど
あれは、24基の機銃だけで1000円越えのアフターパーツだけに
キット標準のパーツで、この精度が出ていたら御の字と思われる
と、長々と書いたけど
全てをひっくるめて
模型なんてガンプラしか作ったことが無いよとか
興味あるけど接着剤や塗料などの有機溶剤は・・・と思っていた方
模型は作るけど、仕事忙しくて塗装にガッツリ時間を割けない
そういう方にピッタリなキットと言える
タミヤやフジミの特シリーズの大和より、幾分かお高くなっているけど
その分、作りごたえのあるキットになっていると思う
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